冬虫夏草とは

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冬虫夏草の画像

冬虫夏草の特徴

冬虫夏草(とうちゅうかそう)とは、チベットに生息するオオコウモリガの幼虫に寄生して発生するキノコの一種(オフィオコルディセプス・シネンシス)であると厳密に定義されています。

別名中華虫草(ちゅうかちゅうそう)とも呼ばれ、冬虫夏草の素となるオオコウモリガは中国のチベット自治区にしか生息せず、その中でも標高3000m以上の高地に生息しています。

チベットでは昔、冬の間に虫に寄生して成長し、春から夏頃にかけて草になると考えられていました。それが冬虫夏草という名前の由来というわけです。

冬虫夏草は中国では古くから不老長寿の妙薬として重宝されていました。基本的に希少性が高く、一部の地域ではいまだ高額で取引されています。栄養価が高いため、主に「生薬」や「サプリメント」として利用されています。

冬虫夏草の効果

  • 性機能改善
  • 心臓病
  • 不整脈
  • 高血圧症
  • B型肝炎
  • 肝硬変
  • 悪性腫瘍
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支炎(喘息)
  • 糖尿病
  • リューマチ
  • 白血病
  • 鼻炎
  • 耳鳴り

冬虫夏草の真実

冬虫夏草の乱獲や環境汚染によるオオコウモリガの減少によって、冬虫夏草の生産量は激減、価格は高騰し、現在ではチベット産の冬虫夏草は1kg100万円、つまり1g1000円と、価格が高いうえに生産量がかなり少ないため、日本では手に入らない状況です。

冬虫夏草は厳密に定義づけられているように、それ以外のものは冬虫夏草とは言えず、中国でもオオコウモリガの幼虫からできる冬虫夏草を含めて数種類しか薬効が認められていません。

それにもかかわらず、日本や原産地である中国でも、人工的に培養したものを大量生産し、それを冬虫夏草という名で市場に拡散したのです。

人工的に培養された冬虫夏草と天然の冬虫夏草は全くの別物であり、もちろん薬効も認められていません。

発展した日本独自の冬虫夏草

かつてはチベット産の冬虫夏草に劣る何の効果もない偽冬虫夏草が大量生産され世に出回っていたのですが、日本では独自にチベット産の冬虫夏草に匹敵する冬虫夏草を生み出すために研究が進められてきました。

それは、”サナギタケ冬虫夏草”と呼ばれるもので、チベット産の冬虫夏草にはない、抗ガン作用が期待される成分”コルジセピン”を含み、このサナギタケ冬虫夏草は中国でも薬効が認められたのです。

このことから、日本のサナギタケ冬虫夏草は一躍有名になりました。現在では供給も安定しているため、質が高く、国産で安全な冬虫夏草が様々な場面で使用されています。

※サプリメントで国産の冬虫夏草が使われている場合は、「サナギタケ冬虫夏草」と表記されている場合が多いです。

効果の実証実験について

1998年 Dr.Zhu(ツュー)/1995年 Dr.Zhang(ツァン)の発表
⇒老衰症状を持った60歳~84歳の59人を対象にした臨床実験で冬虫夏草とプラセボ(偽薬)を使ったダブルブラインドテストを行った。冬虫夏草を1日3gを3ヶ月間投与したところ92%の患者の疲労を緩和した。多くの患者は、冬虫夏草を投与されなかったグループに比べ、精力減退(14%),記憶喪失(26%),めまい(83%),耳鳴り(79%),風邪に対する抵抗力の低下(89%),夜間頻尿(59%)の改善が見られた

中国 「Institute of Materia Medica」
⇒性的衝動が減少してしまった高齢の患者を対象に行われたダブルブラインド方式の臨床実験。40日間159人に冬虫夏草菌糸を1日3g投与した結果、65.3%の患者が主観的な改善を報告している。一方プラセボ(偽薬)を与えらた患者は24%にとどまった